Belaire

BIOGRAPHY

 アメリカのテキサス州、オースティンを拠点とする4ピース・バンド。もともとはソロ・プロジェクト、ファンシー・フィーストをやっていたカリ。そんな彼女が2004年、新たに始めたのがベルエアー。さらにカリの双子のお姉さんカリスタと、ヴォックストロットのジェイソン、マットが加入。2005年、自主制作の『ベルエアーEP』をCDシングルでリリース。同じく2005年、カニエ・ウェストのトリビュート・アルバムに参加。ビタミン・レコーズによる、『インディー・トランスレーションズ・オブ・ザ・カレッジ・ドロップアウト』。アレサ・フランクリン・ネタ、「スルー・ザ・ワイヤー」をカヴァーして高い評価を得る。2006年、インディレクト・レコーズと契約。限定7インチのみの2nd・シングルを発表して、ソールド・アウト。2007年、1st・アルバム『エクスプローディング、インパクティング』をリリース。発売して間もなく完売、再プレスするほどの好セールスを記録。さらにクインス・レコーズから、日本盤をラインセンス・リリース。初期のヒット曲「セ・モ」含む2曲を、ボーナス・トラックとして追加収録。アートワークもカリの感性を活かしつつ、よりインパクトを与えるものにリメイク。何よりもベルエアーらしい、DIY精神とラテン感覚溢れるカラフルなイメージが凝縮。もちろんサウンドの方も、今までのどんなジャンルにも当てはまらない新鮮さに満ち溢れている。そもそもジョアン・ジルベルト、ミラー、ザ・ブロウ、ビョーク、カエタノ・ヴェローゾ等に影響を受けているベルエアー。例えるならば、ラテン・ボサノヴァ・インディー・エレクトロ・ポップといった世界観。ヴォックストロットのベースとドラムという強力タッグによる、インディー・ロックとグルーヴが融合したリズム。ガーリーでドリーミーなカリとカリスタが奏でる、愛らしいトイ楽器やクラシカルな生ピアノ。そして表情豊かでのびやかなカリのヴォーカルと、明るさと切なさが相成ったメロディーが魅力的。この『エクスプローディング、インパクティング』こそ、インディー・ポップとエレクトロを繋ぐことが出来るはず。さらにはプログレッシヴにも導かれるような、とても革新的なサウンド。でありながらも、飽くまでも日常感覚を忘れない、ベルエアーならではのポップ・スタイル。きっとここから次なるインディー・シーンのための、新しい流れが生まれそうな予感…。

MEMBER

Cari Palazzolo [vocals, keyboards, guitar]
Jason Chronis [bass, backing vocals]
Christa Palazzolo [keyboards]
Matt Simon [drums]

RELEASE

Exploding, Impacting

BelaireQRCP-56 (2007)

1. Jen / 2. You really got me goin' / 3. Waiting patiently / 4. Exploding, impacting
5. Shadows moving on the wall / 6. There's no tomorrow / 7. Don't delay, participate!
8. Step step step / 9. You're not a kid anymore / 10. Madison / 11. Filling in the cracks of time
12. Thin lines / 13. Ces Mots * / 14. Chesire Cat * / * Bonus track for Japan only

photo

鮮やかなクレヨン・アートワークは、ベルエアーのサウンドそのもの。さらにクインス初の塗り絵仕様バック・スリーヴが、DIYポップ感覚を演出。ボーナス・トラック2曲も、初期ベルエアーならでの魅力が凝縮。いずれもボサ・ノヴァ・フィーリングがたまらない、最高のデビュー・アルバム。(1)イタリアのジェン製アナログ・シンセをメインとしたインタールード。(2)明るいディスコ・ビート、爽やかなボサノヴァ・ギターをフィーチャーした代表曲。(3)ヴィブラフォンとスキャット・コーラスが活きる、南国テイストなエレクトロ・ポップ。(4)スタッカートな歌い方とパンチの効いた演奏が、正にインパクティングな電子トイ・ポップ。(5)インディー・ロックとホラー映画の出会い。メランコリックなメロディーとドリーミーなサウンドの調和。これこそベルエアーの真骨頂。(6)ベルエアー版ジェームス・ボンド。ジャズ・フレイヴァーなドラムとベースが魅力的。(7)ドラムとベースのシンコペーションが活きる、ベルエアー版ディスコ・ポップ。(8)唯一ジェイソンがメイン・ヴォーカルを担当。ヴォックストロットのエレクトロ・ポップ版といった世界観。(9)ベルエアー版アストラッド・ジルベルト。アコースティック・ギターが瑞々しい空気を放っている。(10)カリ、カリスタと幼少時代を共にした愛犬、ラブラドールに捧げた曲。様々な想い出を注ぎ込んだ素晴らしいオーケストレーション。そして何よりも切ないメロディーとヴォーカルに涙が止まらない。これこそクインス・ファンに感動を与える不滅の名曲。(11)キング・クリムゾンにも繋がる壮大なプログレッシヴ・ワールド。ビョークにも負けないほど…。(12)生ピアノを主体とするクラシカルなナンバー。幻想的なスキャット・コーラスも聴き手の想像力を掻きたてる。(13)日本のみのボーナス・トラック。オールド・スクールのインディー・ポップを感じさせる、ボサノヴァ・ソング。(14)日本のみのボーナス・トラック。ラウンジーなクラブ8といった仕上がり。そしてもっと深い解説は、ライナー・ノーツで…。