The Brother Kite

BIOGRAPHY

 ブラザー・カイトはロード・アイランド州のプロヴィデンスを拠点とする5人組。ソング・ライターでもあるリード・ヴォーカル担当パトリックと、ギター担当のジョンが2001年に結成。2002年にはベースのアンドレアと、ギターのマークが加入して4人編成となる。同じく2002年にロージング・ブループリントから7インチをリリース。ライヴ・メンバーのアーロンによるユニット、ヴァーグリー・スターシェイブドとのスプリット・シングル。2003年にはパトリックが書き溜めていた曲を中心に、自力でレコーディングを開始。ジョンの実家の古いベット・ルームを改造して、少しづつホーム・スタジオを作り上げていく。8ヶ月間で多くの修正をしながら、ようやく1st・アルバムを完成。それを聴いて感銘を受けたクレアコーズのダンは、2004年に『ザブラザーカイト』をリリース。ビートルズを受け継ぐ不変のメロディーと、マイ・ブラッディー・ヴァレンタインを消化したシューゲイザー・サウンド。特に「ザ・ミュージック・ボックス」は、何度聴いても感動が込み上げる代表曲!このアルバムこそクレアコーズの最高傑作といっても、決して過言ではないほど…。その革新的な内容はアメリカはもちろん、世界中のインディー・ファンに大きな衝撃を与える。さらにドラムスのマットが正式加入して、フェスティヴァル等のライヴ経験を積む。そうしてオーディエンスを意識した演奏表現を身に付けながら、スタジオを本格的なものに改築。北国のバンドだからこそ憧れる、暖かな季節の似合う清々しいサウンド。自然とそれを求めていった彼らは、ニュー・イングランドの夏を映し出す2nd・アルバムを製作。2006年には『ウェイティング・フォー・ザ・タイム・トゥー・ビー・ライト』をリリースする。ブライアン・ウイルソンへのオマージュを感じさせる、USシューゲイズ・バンドの新しい方向性。正しくここから次なるインディー・シーンの扉が開かれる予感。だからこそクインスならではの日本盤で、さらなるアピールをすることに…。リメイクしたアートワークに、今回録音したボーナス・トラック3曲を追加収録。そのうちの1曲は初期の名曲、「ミゼリー・ウォーク」の素晴らしいニュー・ヴァージョン。さらにメッセージ色のあるフォーク・ソング、「マウント・トム」も確かな成長を感じさせてくれる。ちなみにこのクインス盤はクレアコーズの運営する、トーンヴェンダーからアメリカ流通される予定。残念ながらどんどん衰退してしまった、90年代シューゲイザー・ムーヴメント。そこで今改めて盛り上がりつつあるこの動きを、どうやって継続させられるのか?きっとそんな大切なテーマが、この『ウェイティング・フォー・ザ・タイム・トゥー・ビー・ライト』の中にある。王道ポップのメロディーを継承しながらも、常に独創的なサウンドで未来を切り開いていくブラザー・カイト。そんな彼らの存在こそ混沌とした音楽シーンを生き抜く私達に、明るい希望を与えてくれるに違いない。

MEMBER

Patrick Boutwell [guitars, bass guitars, keyboards, percussion, lead vocals]
Jon Downs [guitars, percussion, vocals]
Mark Howard [guitars, keyboards, percussion, vocals]
Andrea Mason [bass guitars, percussion, vocals]
Matt Rozzero [drums, percussion, vocals]

RELEASE

WAITING FOR THE TIME TO BE RIGHT

WAITING FOR THE TIME TO BE RIGHTQRCP-41 (2006)

1. The Coat Of Arms / 2. Out Of Sight / 3. I'm Not The Only One / 4. Hopeless and Unsung
5. The Finest Kind / 6. Bringing It Back Home / 7. November / December / 8. Get On, Me
9. Waiting For The Time To Be Right / 10. Hold Me Down / 11. Lay Down Your Burden
12. Never In Years / 13. Misery Walk * / 14. Mt Tom *
*Bonus Track

photoDIYなシールとライナーを封入した、クインス仕様の『ザブラザーカイト』。その1st・アルバムがじわじわと評価を上げている最中、今度は2nd・アルバム『ウェイティング・フォー・ザ・タイム・トゥー・ビー・ライト』を正規リリース。初期の名曲「ミゼリー・ウォーク」のニュー・ヴァージョン他3曲の素晴らしいボーナス・トラックを追加収録。そして輸入盤をリメイクした清々しいアートワークが、このアルバムの魅力を最大限に広げている。まず1曲目は波の効果音をフィーチャーしたインスト。エンディングの透き通ったコーラス・ワークも印象的。2曲目はビーチ・ボーイズとインディー・ロックの出会いを感じさせる革新的なナンバー。3曲目はギター・ポップ・ファンに捧げたい、ブラザー・カイト版青春疾走ソング。ひたむきな演奏姿が光るPVも必見!4曲目は涼しげなヴィブラフォンやパーカッションが活きるアコースティック。5曲目はブライアン・ウィルソンを受け継ぐ爽やかなポップ・ソングを、16ビートで演出している。6曲目はパンチの効いたドラムとシャウトしがちなヴォーカルを、コーラス・ワークが優しく包み込む。7曲目はオーケストラ感覚溢れる牧歌的なインタールード。8曲目は唯一ジョンが書いた切なさと前向きさが融合するメロディー。その魅力を疾走感のあるギター・サウンドが強化!9曲目は教会のオルガンを想わせるノスタルジックなキーボードと、美しいコーラス・ワークの調和が美しい。10曲目は1st・アルバムに繋がるシューゲイザー・サウンドの進化型。駆け抜ける疾走感がたまらない。11曲目はブラザー・カイトの視点で捉えた60年代サイケ・ポップ。12曲目はドラマティックなドラムに乗ったあまりにも感動的なメロディー。輸入盤のラスト・ソングに相応しい。13曲目はボーナス・トラック用に作った、1st・アルバムにも通じる幻想的なショート・ソング。14曲目は初期の傑作をボーナス・トラック用に再録音。大成長を感じさせる仕上がりで、全ブラザー・カイト・ファン・マスト!!15曲目はボーナス・トラック用に録った、温かみ溢れるフォーク・ソング。いつも通り、もっと深い解説はライナー・ノーツで…。