THE DOMUS

BIOGRAPHY

 ドムスはストックホルムから100キロほど西へ向かった町、エスキルストゥーナを拠点としている。ヴォーカルとギターのステファン、キーボードのエリック、ギターのグスタフ、プログラミングとドラムスのヨハンの4人組。もともと高校の同級生だったステファンとグスタフとエリックは、1999年に仲間達とバンド活動を開始。そのうち最も趣味の合う3人で、新しいプロジェクトを立ち上げることに…。さっそくスタジオに入って演奏すると、エレクトロでビート感のあるアレンジが足りないと実感。そこでその役割を果たすヨハンを加入して、2003年にドムスを結成する。以前はエモ・バンドのイェッティーで、ヴォーカルとギターを担当していたステファン。さらにエリックもベーシストとして、イェッティーのサポートをしていた。そういった流れでイェッティーの所属する、カジュアル・レコーディングスと契約。レーベル・メイトとなったエイリエル・キル・ヒムも、2007年最も注目すべきバンドとして彼らを絶賛。そもそもドムスの名前の由来は、80年代に人気だったスウェーデンのスーパーにある。もちろんそれは80年代特有のNEW WAVEや、AORに想い入れがあるから。なんとなくパンク的な響きのあるところも、これを付けた理由の1つ。確かに彼らの奥底にはパンク精神が溢れていて、常にジャンルの壁を打ち破っている。だからこそプログレッシヴやエモを経験しながら、現在は独自のエレクトロ・サウンドを追求。フェニックスやスクエアプッシャーに影響されつつも、よりポップなバンド感覚を表現。しかしその本当のルーツは、ジェネシスにあることを忘れてはいけない。ミュー以降のムーヴメントとして確立されつつある、北欧特有のプログレッシヴな世界観。それをまた違った感性で描いた革新的なエレクトロ・バンド、ドムス。そんな彼らが遂に2006年、1st・アルバム『フラクチャーズ』をリリース。クインスからの日本盤は、先行リリースの上にボーナス・トラック3曲を追加。実際に収録された13曲は、クールなエレクトロ・サウンドと甘く切ないメロディーが融合した名曲ばかり。「音作りをする前にはジャスティン・ティンバーレイク等のR&B系を聴くようにしてる。それがいいスパイスになるから」。そんなメンバーの言葉通り、どことなくソウルフルなヴォーカルとリズムにセンスが光っている。さらにジャズ・テイストを感じさせる奥深いアレンジも圧巻。あらゆるジャンルを吸収しながら、「結局僕達はポップ・バンドなんだ」と言い切るカッコ良さ。どんなジャンルも自分達の感性で繋いでしまう自由な発想が、なんてクリエイティヴ!きっとこの『フラクチャーズ』こそ、インディー・シーンをあらゆる方向性へと導いてくれるはず。

MEMBER

LStefan Juhlin [vocals, guitars, programming]
Johan Carlsson [programming, drums]
Gustaf Wistrand [guitars]
Erik Axelsson [keyboard, back-up vocals]

RELEASE

Fractures

FracturesQRCP-47 (2007)

1. While On Your Way / 2. Old New Bridges / 3. Submit City / 4. Arkansas / 5. Let's Not Forget
6. The Observer / 7. Pull Your Strings / 8. A3DM / 9. Burning Kites / 10. Revelar
11. Sophia * / 12. Naiva * / 13. While On Your Way [Demo Version] *
* Bonus Track

photoオリジナルに負けない「ホワイル・オン・ユア・ウェイ」のデモ・ヴァージョンは、日本のリスナーに捧げるプレゼント。他2曲もドムスの魅力をさらに広げる、内容充実のボーナス・トラック。アートワークは国内盤のイメージを脱した、完成度の高いリメイク。別紙にしたライナー以外は英語だけにこだわり、輸入盤感覚を500%強化。このまま輸出してもなんの違和感もないどころか、より一層新鮮な仕上がり。(1)エレクトロニカ〜ダンスを消化したアップ・テンポのビートと、ソウルフルなメロディー&ヴォーカルを調和させた傑作。(2)フェニックスの1st・アルバムをそのまま進化させたような世界観はあまりに素晴らしい。(3)2007年スウェーデンからのジェネシス〜ピーター・ガブリエルへの返答というべきプログレッシヴなナンバー。(4)アル・ジャロウを彷彿とさせるクラリネットをフィーチャーした、ジャズ・フレイヴァーな名曲。(5)まどろみのラップ・スティール・ギターと、クラシカルなピアノを活かした、美しく幻想的なアコースティック。(6)NEW WAVEをカッコ良く継承した、ポスト・ズート・ウーマンな仕上がり。(7)卓越されたソング・ライティングを満喫出来る、最高の次世代エレクトロ・ポップ・チューン。(8)電子音にどこまで魂を注ぎ込められるか?がテーマになっているような意欲作。(9)声が出なくなるまで歌い続けたドムス流ソウルの真骨頂!まるでクールなゴスペルのよう。(10)TOTOへのオマージュ溢れるドムス版AORな世界。メロディーもアレンジも音楽レベルが高くて鳥肌が立つ。唯一生ドラムを使用。(11)ボーナス・トラック1。友達バンドのイェッテイーの新曲を早くもカヴァー。(12)ボーナス・トラック2。クラフトワークをドムス的に解釈したようなスキャット入りインスト。(13)ボーナス・トラック3。クインスのリリースを決定付けた(1)のデモ・ヴァージョンはオリジナルと比較すると奥深い。もっと突っ込んだ解説はライナー・ノーツで…。