Tiger Baby

BIOGRAPHY

 タイガー・ベイビーはデンマークのコペンハーゲンを拠点とする3人組。以前はポリトーンというバンドをやっていたベンジャミンとニコライ。その2人が1999年に新しく結成したのが、このタイガー・ベイビー。その後すぐに女性ヴォーカルのペルニ−ルが加入して、正式な活動をスタート。それからライヴを基盤に、少しづつ地元のインディー・ファンに支持されていく。そして遂に2004年の6月、デビュー・アルバム『ロスト・イン・ユー』を発表。自主レーベルからのリリースでありながらも、好セールスを記録。デニッシュ・インディー・ポップ・シーンの草分け的存在として、本国での人気を確立。その後アメリカのス−ヴェニアから、同アルバムをライセンス・リリース。ニューヨークでのCMJミュージック・マラソンでライヴを披露。9月には日本のクインスが企画したコンピレーション、『ギター・スケッチ』に参加。アルバムの中でもアコースティックなナンバー、「ケリー」の別ヴァージョンが大好評。そして12月には1st・アルバム『ロスト・イン・ユー』を、クインスとコラボレーション・リリース。ずっと目標にしてきた、日本のインディー・ポップ・ファンへのアプローチを成功させる。そもそもバンド名自体、セイント・エティエンヌのアルバム『タイガー・ベイ』をもじっている彼ら。もちろんサウンドもセイント・エティエンヌを受け継ぎつつ、90年代クラブ・ポップを今の感覚で進化。さらにマイ・ブラッディー・ヴァレンタインのファンでもあり、インディー・ギター・バンドとしての表現力も兼ね備えている。もう1つ付け加えないといけないのは、お隣の国のスウェーデンからの影響。やはりクラブ8からインスパイアーされている部分も大きいはず。しかしそういった北欧らしさにも、デンマークならではの感性が注ぎ込まれているから新鮮。最終的にその1st・アルバムは、2005年にインドネシアからも発売されるほど…。そんな勢いに乗って2006年4月、デンマークと日本で同時に2nd・アルバム『ノイズ・アラウンド・ミー』をリリース。ちなみにクインス盤はオリジナルとは違うアートワークが印象的。エレクトロ・ポップとシューゲイザーの出会いともいえる、タイガー・ベイビー独自の世界観。アレンジもヴォーカルも洗練された、次世代をいくインディー・ポップ・サウンド。そう、この2nd・アルバムで彼らはセイント・エティエンヌともクラブ8とも違う新たな一歩を踏み出した。

MEMBER

Benjamin Teglbjaerg [bass,guitars,keyboards]
Nikolaj Gregersen [guitar, synth, rhodes, programming]
Pernille Pang [vocals, shakers]

RELEASE

Noise Around Me

Noise Around MeQRCP-37 (2006)

1. Kingsway / 2. Girlfriend / 3. Parkova / 4. In Your Heart / 5. At Least I'm Honest
6. Moved Me / 7. Just For a Day / 8. Bosphorus Bridge / 9. Prolusion / 10. Magic M



photoデンマーク盤とは違うアートワークが印象的な、クインス仕様の2nd・アルバム。正しくこのジャケット写真にこそ、今回の音のテーマが500%凝縮!エレクトロ・ポップとシューゲイザーの出会いともいえる、新鮮なサウンド。それは『ノイズ・アラウンド・ミー』という、アルバム・タイトルそのものに表れている。1曲目はインター・ルードとなるインスト・ナンバー。コンピューターっぽくしたペルニールの可愛いヴォイスをフィーチャー。2曲目はメンバー3人が満場一致で選んだ、このアルバムの代表曲!ウィスパー・ヴォーカルによるメランコリックなメロディーは、胸が締めつけられるほど…。3曲目はアニーを意識したような洗練されたクラブ・ポップ。ダンス系のリスナーにも大きくアピール!4曲目は個人的に1押ししたいUK色たっぷりの名曲。卓越されたソング・ライティングで、ニュー・オーダー・ファンも必聴!5曲目はキラキラとしたシンセがとってもドリーミー!セイント・エティエンヌを北欧テイストにしたよう。6曲目は初期セイント・エティンヌにシューゲイザー感覚を取り入れて、新しいインディー・ポップ・ワールドを展開!7曲目はディープなビートがますます『ノイズ・アラウンド・ミー』な世界。まどろみヴォーカルもゾクっとするほど美しい。8曲目は教会のオルガンのようなアレンジと、ポエトリー・リーディングが感動的!シューゲイザー色溢れるギターもなんてエモーショナル!!9曲目はセイント・エティエンヌとアニーを足したような感覚。でありがらも胸キュンなメロディーとヴォーカルは両者に全然負けてない。10曲目は1stの名曲「ケリー」を進化させたようなとても美しいバラード。ペルニールとニコライのデュエットがとっても新鮮!そしてより深い解説は、ぜひライナー・ノーツの方で…。

Lost in You

Lost in YouQRSP-02 Co-Release Limited Edition CD

1.Sweetheart / 2.Chinese Fairytale / 3.That Feeling / 4.One Day it's You
5.Lost in You / 6.Shy / 7.Multus / 8.Split of a Second / 9.Pretending part 1
10.Pretending part 2 / 11.Kelly


photoタイガー・ベイビー自身が作ったデジ・パックのデンマーク盤に、特大帯と歌詞とライナーを付けたリーズナブルな限定盤。セイント・エティエンヌ〜クラブ8を受け継ぐ、メランコリックなニュー・インディー・ポップ。そう、彼らの場合新しい国デンマークの新世代バンドなだけに、ちょっぴり感覚が違ってる。だからこそこの1st・アルバムから生まれるオーラが、きっと世界中の人達に影響及ぼしてくれるはず。まずはオープニングを飾る1曲目を必聴!!パラッパァ〜・コラーラス、キラキラ・シンセ、清々しいカッティング・ギター、素朴なクラブ・ビートが胸キュン。2曲目は90年代してるローテク・ハウス感覚が愛らしい名曲で、地元のラジオでも大プッシュ!3曲目は雨や雷の音をフィーチャーした、幻想的かつ哀愁たっぷりなクラブ・ポップ。4曲目は正にセイント・エティエンヌの北欧版的な世界観がたまらなく魅力的!5曲目はまどろみ感覚たっぷりの漂うギターがシューゲーザー・ポップ風なナンバー。6曲こそセイント・エティエンヌ『タイガー・ベイ』へのオマージュが伝わるオススメ・ソング!7曲目はニュー・オーダーにも繋がっていくようなエレクトロ・バンド的サウンド。8曲目はタイガー・ベイビーならではのキュートなディスコ風ポップ。9曲目は10曲目をより輝かせるためのインストで効果大!10曲目こそニュー・オーダーを想わせるドラマティックなメロディーが感動!11曲目は『ギター・スケッチ』に別ヴァージョンで収録された、透明感溢れるポスト・クラブ8な傑作!実はこの後にシークレット・ソングが2曲収録。それはもちろん買ってくれた人だけのお楽しみ!いすれにしてもこの続きはライナー・ノーツの方で…。