RADIO KHARTOUM
ラジオ・カーツームはカリフォルニアのオークランドを拠点とするレーベル。90年代後期からデザイナーでもあるアレキサンダーが主宰している。フィンランドのセスナ、フランスのワトゥー・ワトゥーを3インチ・CDでリリース。マーシュ・マリーゴールドとエルを融合させたような感性がとっても新鮮!ギター・ポップ〜フレンチ・ポップ・ファンのハートを大いに掴む。その後UKのヘップバーンズとも契約して、80年代のネオ・アコースティックを今のシーンを繋げる。さらにはエクスペリメンタル・ポップ、エレクトロニカへのアプローチを見せるラジオ・カーツーム。少しづつ進化を遂げつつも、インディー・ポップ・レーベルとしてのスタンスを守り続けているところが好感。ちなみにマスタリングを担当しているのはシナモンのジリ。そのお陰でどの作品にもクールさとノスタルジックさの両方が醸し出されている。常に様々なパッケージ・デザインにこだわり続けているところも魅力の1つ。今後は日本でクインスからもディストリビューションをスタート。
Radio Khartoum is distributed in Japan by Quince
Review
The Hepburns / Deciphering Linear A
MHZ103(2005.3 "CD+7" vinyl)
¥1,300[incl.tax]
豪華な見開きジャケットに3"CDと7インチ・レコードが入ってるとても嬉しい企画。今はもうおたくじゃない限り、ギター・ポップ・ファンはあんまりレコードを聴かないから。しかもこのアートワークはけっこうそそられるものがあるよね?クインスもいつかこの画期的なフォーマットを真似させてもらいたい。3曲収録されてるけど、2曲目が弾けててノリノリ。出た!本家本元の青春パパパァ〜・ヴォーカル。さらに3曲目はアズテック・カメラを想い出させる。いずれもネオ・アコースティックを1周回して聴いてるような不思議な感覚。現役でやり続けてるバンドは少ないから、ついつい応援したくなるね。
Anthony Rochester / Music for Librarians
KHZ205(2005 CD)
¥2,000[incl.tax]
タスマニアからのマルチ・プレイヤー、アンソニー・ロチェスター。タスマニアってどこ?と思って調べたら、オーストラリアの南にある小さな島だった。確かに基本は海風が伝わってくる素朴なアコースティック・ポップ。しかしギターだけではなく、ピアノやヴァイオリンやパーカッションを得意とするアンソニー。60年代テイストたっぷりのセンス溢れるアレンジは、インストとしても聴けるほど…。実際テストビルド!とのスプリット・7インチ"Return of Everson K"は、歌なしでも素晴らしかった。さらにレーベル・メイトのサポートを受けて、ドリーミーなエレクトロ・サウンドもフィーチャー。メガネ君なルックスからいっても、メランコリックなヴォーカルからいっても、ノスタルジックなアーランド・オイエといった世界観。アートワークは地味だけど、お部屋で聴くととっても心地良い上質アルバムに仕上がっている。
